【どっちが良いの?】糖質制限 VS 脂質制限を徹底解説
【ダイエットを最速で達成したい人必見!】糖質制限(ローカーボダイエット)と脂質制限(ローファットダイエット)はどちらが優れているのか…熊本市のパーソナルジムMY−GYMトレーナーが4つの観点から徹底解説します。
目次
メリットとデメリットを比較
3つのマクロ栄養素『炭水化物、脂質、タンパク質』のうち、脂質をカットするのが脂質制限となります。一方で糖質制限といっても幅が広くなるので、今回は『ケトジェニックダイエット(1日の炭水化物摂取量が0に近い方法)』を前提に比較考察をしてまいります。
減量にはどっちが向いている?
結論を先に述べると『糖質制限』の方が優れています。糖質制限では、体内に糖質が入ってこない状況となり、初期段階では筋肉や肝臓に貯蔵された『グリコーゲン』がエネルギーとして使用されます。そのストックを使い切ると、糖の代わりとして『ケトン体』がエネルギーとして使用されます。
※ケトン体…脂肪の分解によって生成される代謝物
糖と水分はセットの形(グリコーゲン)で一気に減るため、体脂肪の減少とともに『体水分量』も減ります。そうすることで体重が落ち短期間での減量に期待ができます。(これがパーソナルジムの宣伝文句にある○ヶ月でマイナス㎏の仕組みです)
しかし、12ヶ月で両者を観察した研究では体重の減少幅に大きな差はないという結果も出ているとか…
筋力を残せる方法はどっち?
これは『脂質制限』のほうが優れているでしょう。動物実験ではありますが、糖質制限、脂質制限の6週間の比較考察で例を上げます。
結果的に脂質を制限したグループのほうが減量後の骨格筋量(筋肉量)の割合が多かったと報告されています。
しかし、あくまでもこれは『傾向』であり『個人差』もございます。日々、体調に合わせた選択をオススメします。
食事のやりやすさやコスト面
これはどちらがほうが良いかは人それぞれになります。ただ、取り組みやすさ、コスト的にも『糖質制限』に軍配が上がるでしょう。糖質の多く含むものは米、パン、麺、根菜類、甘いお菓子等です。コスト的には炭水化物は安価に手に入りやすいのも特徴的です。糖質さえカットできれば、それ以外は食べることが可能ですという手軽さもあります。
【取り組みやすさ】
★★★
【コスト】
★★☆
一方、脂質制限になると一品一品の『脂肪量』を細かく気にしなければなりません。慣れるまでは大変ですがカロリーを抑える事ができ、『健康的な減量』を目指す方にはおすすめです。脂質制限になると沢山の商品が選べる反面、食材のコストはかかるでしょう。
【取り組みやすさ】
★★☆
【コスト】
★☆☆
〈チートデイ〉
チート…騙す、ごまかす
制限していた糖質を一気に身体に入れることで、低くなった代謝を元に戻す方法です!代謝が戻るとダイエットもスムーズに進みます。ただ、糖質制限をしている方がチートデーで炭水化物を大量に取ると、再度ケトン体が使える状態にしないといけないので時間のロスが生じます。
身体の反応
〈体臭〉
え?!体臭とかあるの?と思われたあなた!実は『糖質制限』では度々以下のような症状の報告もあります。
身体がケトン体をエネルギーとして使う状態(ケトーシス)になった場合に特徴的な匂いがあります。これが『アセトン臭(ケトン臭)』と呼ばれるものです。これは身体から甘酸っぱいような匂いを発する場合があります。
しかし、匂いも一時的なものではあり落ち着いていくのがほとんどです。これは脂質制限にない反応ですので、体臭が気になる方には『脂質制限』のほうが良いでしょう。
〈ストレス〉
何が好きなのかで、それにより何を制限するかでストレスの有無は変ります。ダイエット中にはなるべくストレスは避けたいものです。自分の傾向にあった選択をすると継続的に続けていけるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は『糖質制限vs脂質制限』という題でお話をして参りました。結論的にどちらが良い選択なのかは『あなた自身』の選択にもよります。
ダイエットの目的は人それぞれですが、何事も『健康第一』の選択が一番大切なことです。食事制限は基本的な生活習慣が整った方には有効ですが、乱れた生活をしている人にはかえって調子を崩す可能性が高くなります。
どちらの方法を選ぶにしても自分の健康状態を客観的に判断して導入していくことを勧めます。
【おまけ】1週間実践した感想
トレーナーRYOTAが1週間『糖質制限(ローカーボダイエット)』を実践😁
【結果】
77.5㎏➡75.2㎏(−2.3㎏)
【感想】
食事で選ぶものは簡単でしたが、やっぱり糖質(炭水化物)を取らないと元気が出ないなーといった感じです。あとは脂質を積極的に取らないと体調を崩しやすくなるのでカロリーは高くなった分、お腹ももたれるなーと思う時もありました!僕自身は『脂質制限』のほうが合っている感じました!